こんにちは!まちおこしライターのハシゴダカ(@hashigodaka_com)です!
「6次産業化」という言葉が使われるようになって久しいこの頃。
その道のプロフェッショナルと言える、
「食の6次産業化プロデューサー」(愛称:食Pro.)
という検定があることをご存知でしょうか?
私も取得を目指しているこの検定、
少し複雑な認定制度などについて詳しくご紹介します。
そもそも、6次産業化とは?
まず、6次産業化とは、
第一次産業である農業・畜産業・水産業等の従事者が、
農畜産物、水産物等の生産のみならず、
第二次産業である食品加工、第三次産業である流通・販売にまで、
主体的に関わる取り組み
を指します。
こちらの記事でも6次産業化の目的などについて触れています。
参考にしてみてください。
「食Pro.」について
この「食の6次産業化プロデューサー」(以下「食Pro.」)検定は、
6次産業化に興味がある方全てを対象とした、
食農分野で新たなビジネスを創出できる人材を育成・認定するシステムです。
食Pro.ホームページはこちらから↓

背景としては、
「新たな成長分野における人材育成と同分野への労働移動を促すこと」
を目的に、実践キャリア・アップ制度(平成22年6月閣議決定)に位置づけられた
国家戦略・プロフェッショナル検定となっています。
食Pro.は、能力ごとに6段階のレベルが設定されています。
この人材像を参考にして、
自分の現在のレベル、もしくは少し頑張れば手が届くレベルの認定を目指すことで、
キャリアアップの指標とすることができます。
レベル認定されるためには
認定のために必要な手順は、レベルによって異なります。
詳しくはこちらからご確認ください。
私が認定を目指しているレベル3を例に挙げると、
<「わかる」のレベル判定>
教育研修機関による育成プログラムを受講
→修了、認証
→「わかる」のレベル申請
→「わかる」の合格判定
<「できる」のレベル判定>
申請書記入、「できる」のレベル申請
→「できる」の合格判定
ここまでの段階を踏んで、
晴れて食Pro.レベル3の認定となります!
育成プログラムを受講しよう!
まず初めのステップとなる、
「教育研修機関による育成プログラム」については、
公式ホームページに対象となるプログラムが掲載されています。
私は2019年の5月から2020年2月までの長期に渡って、
地域定住農業者育成コンソーシアムが運営する
「食と農のビジネス塾」に通わせていただいています。
週に一度の山形大学農学部。
今日の講座は、食品加工と衛生管理について。
今週のセミナー参加3日目、5種類目!頑張ります。 pic.twitter.com/XJZX9jY6fv
— ハシゴダカ@山形庄内まちおこしライター/庄内町地域おこし協力隊 (@hashigodaka_com) September 5, 2019
10ヶ月をかけて「わかる」レベル3の認定に必要な知識が身に付くうえに、
最終目標であるビジネス計画書を作成する過程で、
「できる」の認定に必要な、申請書の審査項目を埋められる実力を付けられます。
食Pro. - レベル2、3用の「申請書」「実績記入シート」の見本(PDF)
申請書は、20以上の項目に対する意見を記述しなければいけないので、
事前に目を通し、時間を掛けて作成しましょう。
認定後の活動は様々!
私が食Pro.の認定を目指しているのは、
「6次産業化についてしっかりとした知識を持っているんだな」
と認識してもらえるようになるから。
そしてそれ以外にも、認定によるメリットはたくさんあります。
- 食Pro.として自己の能力・スキルをPRできます。
- レベル認定者は、名刺に「食Pro.」のロゴマークを入れられるほか、認定されたレベル、氏名、住所地(都道府県名)などを希望に応じてウェブサイトに掲載することができます。
- 消費者や他の事業者からの信頼性が高まることにより、「食の6次産業化」を行う上で不可欠なビジネスパートナーを見つけやすくなるなど、ビジネスの発展・拡大が期待されます。
- 法人での処遇の改善や採用のチャンスの拡大が期待されます。
出典:食の6次産業化プロデューサー
「食」や「農」に関わるお仕事についている方にとって、
業務の拡大につながる検定です。
ぜひ一度検討されてみてはいかがでしょうか。