【待遇が良い地域おこし協力隊】の給料と福利厚生を晒します。

前段となる、地域おこし協力隊の待遇に関する記事はこちらから。

「地域おこし協力隊は給料が低い」って思っていませんか?

 

本記事の狙いは、「待遇が良いことを自慢」したいわけではない。

それではなぜ、わざわざここまで掘り下げた内容を発信するのか。

上に記した記事でその理由を述べているので、

ぜひ読んでみてほしい。

 

庄内町の待遇はすごい

出典:Navi庄内町

 

全ての求人を見比べたわけではないが、

私が活動する自治体は、全国的に見ても恐らくかなり高待遇の部類に入る。

 

筆者自身、他の自治体と募集要項を見比べた時に、

「良い人材を集めることにこれだけ本気で取り組んでいる自治体なら安心できる」

と感じたことを覚えている。

(自らが「良い人材」だと吹聴したいわけではない。決して。本当に。)

 

今後、「優秀な人材」が、

地域おこし協力隊転職先の選択肢として視野に入れた際に、

ぜひ庄内町をその候補のひとつに加えて欲しいので、

実際の報酬や福利厚生をありのままに記す。

 

なお、ここで紹介する情報に秘匿性は無く

全てニッポン移住・交流ナビ JOINなどに掲載される募集要項に記載された、

広く公開されている内容であることを申し添えておく。

 

地域おこし協力隊の給料と福利厚生(一例)

前提条件

  • 雇用契約:無し(個人事業主扱い)
  • 副業:可
  • 報酬変動:無し(3年間固定)

 

活動謝礼

月額208,000円

 

記事タイトルではわかりやすく「給与」としたが、

雇用契約がないため「活動に対する謝礼金」として支給されている。

 

恐らく全国的には、8割ほどの自治体が月額200,000円未満に設定しており、

その多くが166,000円だろう。

この数字は、地域おこし協力隊1名に対する国からの特別交付税400万円のうち、

報償費等として想定されている200万円を12ヶ月で割ったものである。

 

この報償費は最大250万円まで増額することが可能で、

(その分活動費が150万円に減額する)

208,000円という金額は、最大である250万円を12等分したものだ。

 

なお、雇用契約がないため賞与はない

それならば、年収250万円と捉えるのが正確かと問われると、そうではないのが実情だ。

それは地域おこし協力隊特有の福利厚生によるものだ。

次項にて、会社員であれば収入に加味するべき福利厚生をピックアップする。

 

福利厚生

・家賃

月額約60,000円

 

自己負担は無し。

この金額が家賃分として振り込まれているわけではない。

いくつかのパターンがあるのだが、

原則的に「町が用意した住宅に自己負担無しで住める」といった要旨であるため、

共益費等を含めたこのあたりの家賃相場を月額とした。

なお、月額の算出に敷金・礼金は含めていない。

 

・車両関係

月額約22,000円

(車両リース代・燃料代)

 

自己負担は無し。

大きな特徴は、業務内・外を問わず、休日・私用でも使用できる点だ。

中山間地域かつ豪雪地帯であることに配慮いただいた条件であり、

私用でも車を使える自治体はそれほど多くないはずだ。

故に、リース代と燃料代を合わせた予算額の半分、

22,000円を私用分と想定して計上する。

 

車両リース代には点検整備、任意保険、タイヤ交換の工賃まで全て含まれる。

ただし、他の項目にも言えるが、

それぞれに予算額が設けられているため、ガソリン代も無制限ではない。

しかし普通の暮らしをしている分にはオーバーすることのない、余裕を持った予算を組んでいる。

 

・通信費(自宅のWi-Fi)

月額約4,000円

 

自己負担無し。

入居に合わせて自宅に設置された。

一般的には個人が負担するものであるため、収入として計上。

 

・食費

月額約2,500円

 

「食費まで?」「それにしては中途半端な額じゃない?」

といった疑問が浮かぶかもしれない。

経緯を説明すると、当初募集要項には

「おいしい地元産米を毎月5kg支給」

と記載されていた。

(筆者がこの町を選んだ大きな理由のひとつであることは言うまでもない。)

 

十分過ぎるほどにありがたい制度であったが、

月5kgの米を消費しきれないまま翌月分の5kgを受け取り、

自宅がどんどん米で埋め尽くされていく隊員がいた。

そこで交渉の結果、「米5kg」に相当する「2,500円」を上限に、

嗜好品(酒・菓子等)以外の食料であれば購入して良いと、

条件を緩和していただいたのである。

どこまでも寛大な対応に頭が下がる。

 

・書籍代

月額約3,500円

 

こちらは福利厚生ではなく活動費の範疇になってしまうが、

活動に係る内容、業務に必要な知識を得るためのものであれば、

協力隊の活動費で書籍を購入できる。

月2~3冊程度と見積もって、3,500円とした。

 

次ページへ続く。

 

ABOUTこの記事をかいた人

ハシゴダカ@6次産業化ライター

庄内町立谷沢地区へ移住し「食」と「農」を軸に活動する地域おこし協力隊。 共同利用食品加工場「タチラボ」にて、生産者様の加工食品開発・販路拡大などをサポート。 複業:フリーランスでWebライティング / 動画編集 / 「立谷沢山の芋」農家 / 燻製加工食品製造 などのパラレルワーク。 趣味は家庭菜園。